なごやかでとっておきの孤独

ほがらかに過ごしたいOLの日常

2月になってしまった今年の抱負

 

年末にやるぞ!と意気込んでいたのに、お正月の空気に流されていつ間にか2024年になっていた。
それで、友達の結婚式の乾杯の挨拶やら仕事の繁忙やらを言い訳にしていたら、ついに2月に入ってしまった。はやい。
やるぞやるぞと思って着手できずにいたブログ作成。
今年はとにかく小さな夢をたくさん叶えたいので、
準備はそこそこにしてとりあえず始めてみることにした。何を書くかはあまり決めていないです。

 

昨年の年末に、せっかくだしとよく知らない人もいる飲み会や食事の誘いに応じていたりしたら、「あ、私、存在を軽んじられているな〜」と感じることが重なった。
気心の知れた友達と会うのと、よく知らない(お互いそこまで好きではない)人と複数人で集まるのとでは、自分の振る舞いも相手からの態度も全く違う。
久しぶりに後者の中での自分の立ち位置というか扱いを認識して、
そうだ、私は鈍臭い子だったなと、学生時代に置いてきたはずのドロドロした気持ちを思い出した。

小学生の頃から、どちらかというとイジられる側だった。なんでだろう。言い返さなそうに見えるのか、人をイラつかせる何かがあるのか。
なんとなく、強い意志や自信がなく見えるからだと思う。なんて言えばいいかな、どうするのが正解なのかな、と考えてしまう。
自然体ではその場の流れに乗れないし、気の利いたことも言えないし、なんなら変なこと言っちゃう。
みんなと同じことができなかったり、話についていけない、鈍臭い子。

鈍臭いからこそ、成長に伴って相手の顔色をうかがったり、空気を読んだり、相手を喜ばせる言葉を紡ぐ術が身についた。
ひとまず波風立てず嫌われず、その場をやり過ごすくらいにはできるようになった、と思う。
でもそれは小手先のワザなので失敗することもあるし、第一そんなことをしている私はなりたかった私ではない。
じゃあなりたかった私ってどんな人だっけ。

そう考えてすぐに思い浮かぶのは、知識も度胸もあって、自分の芯を持っていて、ブレずに突き進める強くて美しい女性。
小学生の頃はハーマイオニーハリーポッター)やかごめ(犬夜叉)に憧れていた。
憧れは小学生から変わらないのに、私自身もあんまり小学生から変わってないなんて、なんだかどうしたものかなと思う。

今年はもっと自分に自信を持てるように内面も外見も磨きたい。
自分の意見に耳を傾け、自分の意思を持ち、それを恐れずに発信する。自分を自分で肯定し、機嫌よく、朗らかに過ごす。
切ない気持ちを舌の上で転がしながら、そんな決意をした2023の年の瀬だった。

 

ーー2023年を思うーー

2023年は、成長痛の年だった。
仕事もそうだけど、何より失恋の悲しみというのがどれほど辛くて、そして、どれほど辛くても時間が経てばある程度大丈夫になるということを知った。
朝起きた瞬間に「別れたんだ」と認識して絶望する感覚、食堂で泣きながら食べた味のしないうどん、寝たいのに「どうすればよかったのか、何がいけなかったのか」と考えて眠れない夜。どれももう一生味わいたくはないけれど、これらがあったから自分がいつかは結婚したいことにも、自分がどれほど彼を自分と重ねて同一視し、依存していたかにも気づくことができた。

完全に孤独な空間、時間の中で、一人の楽しみ方も、自分で自分の機嫌をとる方法も、この年齢にしてやっとわかってきた。
ご飯も食べれず寝れずいつも泣いていた6月。涙が枯れてもなお突然襲ってくる悲しみにひたすら耐えていた7月。

よく頑張った。悲しみを少しずつ咀嚼して飲み込んでいってくれたおかげで、また少し大人になれた気がする。本当にお疲れさま。

 

ーー2024年に向けてーー

2024年は、ちょっと若い感じの目標にはなってしまうけど、自分に自信を持てる年にしたい。もっと自分を知って、自分を受け入れて、自分を好きになりたい。
具体的にやりたいことはたくさんあるけど、大きくは3つのことを意識して生活を送りたい。

まず、SNSを目的なく見る時間を減らして、仕事の残業時間もなるべく削減して、自分の興味を深掘る時間を増やす。例えばパン、コーヒー、美術、歴史、イギリス建築、料理とか。それらを勉強するぞと思うと、それだけでワクワクしてくる。
今年は知識を増やす旅に出るのだ。誰にも指図されず、心の赴くままに!

次に、相手に好かれようとすること、人の機嫌をとることをやめてみる。人の機嫌をとることと、相手を思いやることは違う。誰に対しても思いやりを持って接する人にはなりたいけれど、
周りの人全員に好かれようと無闇やたらと機嫌を取ることはしたくない。
無理にその場の空気に乗らなくてもいい、気の利いたことが言えなくてもいい。
私はそういうのが下手だから、そういうことができる人にお任せする。無理に自分を作らない。

最後に、自分が欲しいもの、やりたいことに素直になって実現させる。こういう服を着ている人になりたい、この香水が欲しい、家にこういう棚を置きたい、文章やイラストをかきたい、
親を旅行に連れていきたい、海外に行きたい、この絵を見に行きたい、、、
そういう小さな夢を、お金や時間を理由に諦めない。
自分が幸せに悔いなく生きるために必要だと思うなら、先送りにせずに計画を立てて実行する。
未来ではなく今を生きる。人生は楽しむためにある。

 

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初詣に行った時、数年ぶりにおみくじを引いたら大吉だった。
きっと迷うことも悲しいことも辛いこともあると思うけれど、成長痛を乗り越えた私なら、今年もやっていける。いや、去年よりもいい年にできる気がする。
気持ちは晴れやかだ。2024年も健やかに過ごせますように。